飛騨古川日記

古都、飛騨古川への移住と古民家改修の記録

DAY78-80 市役所騒動(中編)

前回からの続き)

女性職員をスーパークレーマーから護らねば!と険しい表情で我々の前にいらした危機管理担当氏。「職員がよく確かめずに(仮ナンバーを)1日しか出せないと申し上げたのは間違いで、市としてそういう対応をした点謝罪させていただきます」と仰る。こちらも日本語暦53年なので「その点」というところに、ん??となる。T氏もカチンと来たのだろう、危機管理氏に対して「そういう対応って具体的に何のことですか?」と突っ込む。が、それに対する返答は先ほどの繰り返しになり、ここから先は互いに一歩も譲らない押し問答状態がしばし続き…、終いには「こちらは既に謝罪してるというのに貴方はこれ以上何が仰りたいんですか?もう用事はないですよね?お帰りください」と言われてしまったもんだから、これがまたT氏の怒りに油をどばどば〜っと景気良く注いでしまう…。そりゃそうだよね…。

先程から窓口で女性職員さんを問い詰めるT氏をこっそり肘でつついて牽制してた私ですら、この言われ様にはアゴが外れそうなくらい愕然として、これは私も戦闘モード発動させちゃう?と心の中の発動ボタンに手を置く。だって、もし我々がほんとにクレーマーだとしても、そもそもクレーム対応がこんな威丈高な感じでいいの??危機を管理するどころか、新たな危機を作ってませんか?

結局、5日間の仮ナンバーをもらいその場を離れたが、T氏はもちろんそのまま引き下がる訳もなく、役所の駐車場から代表番号に電話して市長に即日面会を求めた。無論市長さんはお忙しいので直接応対されるわけもなく、秘書の方が代わりに会ってくださることになった。こうなったら私も覚悟を決めねばと腹をくくり、ダッシュで帰宅して作業服姿から、ジャケット・革靴・革バッグの戦闘服に着替えて口紅塗って市役所に戻り、今度は飛騨の木材をふんだんに使った応接室らしき部屋に通された。

結果、その部屋では計1時間以上の面談となった。前半は仮ナンバー申請に関する役所側の対応の不備とそれに対する改善要求を秘書氏にお伝えし、後半は一方的な陳情では無意味になりかねないので、その場にいた当事者全員呼んでもらい問題点や改善点を共有したいとお願いした。お忙しい中その全てに即時対応して下さった秘書氏と総合政策課長氏に感謝申し上げたい。ただ、おそらく我々は今度こそ本当に、スーパークレーマー案件として万全の対応をせねば!と思われたんではなかろうか…それもまた哀しすぎるが…。

(次回に続く)

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(軽トラのユーザー車検が無事通って満悦の笑みのワタクシ😆)