飛騨古川日記

古都、飛騨古川への移住と古民家改修の記録

DAY27 男性脳と女性脳と内助の功

日曜の朝は美味しいクロワッサンでスタートした。ご近所さんお薦めの週末だけパン屋さんに連れてって頂き、色んな種類のクロワッサンやシナモンロールなど買い込む。たまの贅沢な時間。

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その後、ワンコのウンコによるちょっとしたトラブルが発生したが、チームワークでなんとか乗り切る。あゝ、なんか我々2人とも成長してるかも。こっちに来て以来、デビッドのメンタル不安定問題もあり、殆ど2人で外出してなくて、それがなんかさびしいなぁと思っていたのだが、T氏の方から、今日はこの後2人でクラシックカーを見にいかないか?という提案にもちろん即YES!さっそく身支度整えて出発!たぶんデビッドは留守番中に粗相するだろうけど、今は考えずに楽しもう、と。

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車好きのT氏の知人で、TOYOTA 2000GTという名車や他にも色々クラシックカーをお待ちのIさんが参加されてるイベントだそうで、高山郊外のスキー場はレトロな車達で埋め尽くされている。その中でも一際、I氏のTOYOTA 2000GTは注目を集めていた。なんでも、超稀少なスーパーカーで日本車で唯一のボンドカー(007)でもあるらしい。I氏にご挨拶。なんとこのブログを1話目から欠かさず読んで下さってるというではないか!痴話喧嘩の話ばかりでお恥ずかしい💦という私にニッコリ笑って「私も“顔出しNG”なので(DAY5参照)」とおっしゃるユーモア精神あふれるI氏。

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ご挨拶を終え、会場を一通り見て回る。中高年の男性が多いがファミリーやカップルもそこそこいる。とはいえ、夢中になってスマホを構えたり車体の下やボンネットの中を覗き込んでいるのは男性ばかり。パパと息子、とか。もうなんていうか、男性陣のウキウキ感の伝播がすごい。女性はまぁ言ってみれば、うんうん、すごいね!かっこいいね!って相槌打ってるだけで良いというか…なんなら隣に居るだけで良いというか…。

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我らがT氏も熱心に会場中を見て回り、その中のやたら大きなトラックとその荷台に積んであった古いエンジンの前にへばりついて離れない(笑)。そして一生懸命、エンジンの仕組みを解説してくれるんだけど、本当に申し訳ないが理解できない…ほぼ1㎜も…。挙句の果てに「ふうん、宮崎駿が好きそうな機械だね!ラピュタに出てきそう!」とかいう訳の分からない感想しか言えない始末。

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これぞ男性脳と女性脳の象徴って感じがした。うちにも男児が居たからよく分かるけど、男の子ってハイハイしだす頃からもうずーっと乗り物が大好き。あと、常になにかよく分からない仮想敵と戦っている(うちの息子はバス停で「キューン、ドドド、ドカーン」的な効果音をぶつぶつ呟きながら脳内仮想敵と戦っていたら、隣に並んだ老婦人にふふふって微笑まれたことを一生覚えているだろう)。ゼロ歳児の頃から男性の本質は基本的になにも変わっていないんだなぁと、私もバス停の老婦人と同じようなほんわかした気持ちになってしまう。53歳だろうが74歳だろうが、中身は男の子なんだ。ずーっと乗り物が大好きで、ずーっと何かと戦っているんだ。そう考えると愛おしく切ない存在に思えてくる。

実は実家に戻っている間に思うところがあって、何日か前から「内助の功」というやつを意識して実践しようとしている。とはいえ、そんなことやったことないし、やる必要もやるべき相手も居なかった20年間だったので、たぶんすごく苦戦すると思う。でも、このプロジェクトの成否にはどう考えてもT氏のやる気がかかっているし、T氏のやる気をマックス引き出せるのはもしかして「内助の功」的存在かもしれないという仮説に至ったから。

とりあえず、ほんの数日間の「内助」作戦だが今のところとても有効に働いているような気がしてる。進捗はまたこのブログ内でご報告してゆくので乞うご期待(笑)。

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最後に、これはI氏の経営される五平餅屋さんでの1枚。今日初めてお目にかかったI氏は、とってもダンディな方で、かつ謎多き方。謎の一つはこの絶品えごま五平餅。いやほんと美味しいんで、高山に来られる時はぜひウッドフォーラムの「助さ」でご賞味ください♪